この取組について
〈3反半の農地〉
一般社団法人まちづくり長崎は、「まちづくり」への提言を通じて、「使い捨ての街」の傾向が強い現況に対して、シビックプライド（地域への誇りと愛着）の保てる住み続けたいまちづくりに取り組んでいます。
実際の取組内容
〈農薬不使用菜園〉
これまで、長崎特有の「美味しさ」を提供するとともに、まちなかの小空間において、またそこを拠点として公共空間での「音楽」「演劇」など「豊かな文化のまちづくり」として、街の魅力や多彩な飲食店空間の創設から取り組んできました。
高齢により継続不可能となり荒れ地となった自宅前の小さな菜園を引き受けたことをきっかけに、三和町にて3反半の農地を借り入れ、農薬不使用野菜栽培に取り組みました。
近隣の牧場から馬糞をいただき、土づくりから始め、まちなかのレストランメニューにて提供し、エコで域内循環型を目指しました。
メッセージ
〈収穫された野菜〉
農薬不使用野菜栽培の経験を活かし、日本各地でも実行されている「まちなかコミュニティガーデン」の可能性を模索中です。低未利用の公共空地や、これからも新設されるであろう公園を地域の人々が関わることができる形にしたいです。「空地」というネガティブな表現から、伸びしろのある「街の余白」と表現し、ポジティブに「住み続けられるまちづくり」の足掛かり、手掛かりを求めています。