石膏型ゴミゼロ

石膏型ゴミゼロ

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この取組について

                〈波佐見陶箱クッキー〉

 入手困難なことから「幻のクッキー」とも呼ばれる「波佐見陶箱クッキー」。この商品は、波佐見町が抱える「廃石膏型の処理問題」を解決するため、町の人たちが協力して作っています。そんな町を挙げたリサイクルの取り組みで町も人も豊かにする、波佐見町の地域内循環プロジェクトを紹介します。

実際の取組内容

          〈廃石膏型を肥料としてリサイクルしている様子〉

 波佐見町が専門家とともに考えたのが、廃石膏型を肥料(副産肥料)としてリサイクルする方法です。石膏由来の肥料は作物の細胞組織強化や根の発育促進などの効果が見込まれ、他県ではすでに農地利用の実績があることと、石膏を粉砕するだけで加工でき低コストで済むことなどが決め手となりました。


 さらに波佐見町は「廃石膏肥料を使って、町で何か作れないか」と考えます。廃石膏型をリサイクルした肥料で米を育て、その米粉と波佐見町の食材でクッキーを作り、波佐見焼とセットにして販売するアイデアをひらめきました。廃石膏型を地域資源として利活用し、町全体の発展につなげる地域内循環モデルはこのようにして誕生したのです。

メッセージ

 陶箱のデザイン性やおいしいクッキーはもちろんですが、この商品の一番の魅力であり、波佐見町らしいところは、町の人たちが協力して作っていること。そこに、たくさんの方々が共感してくださっているのだと思います。

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