長崎大学教育学部附属小学校

長崎大学教育学部附属小学校

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この取組について

             〈シバヤギのお世話をしている様子〉

 総合的な学習の時間において、「持続可能な開発目標(以下SDGs)」に取り組む学校が増えています。SDGsで掲げられる17の目標の中には、この時間の中で解決を目指す探究課題(国際理解、情報、環境、福祉・健康など)と関連しているものが多いことがその理由として考えられます。本校では、このような潮流の中で、SDGsのコンセプトを学んだり、活動や議論を通して実践したりする機会を設けています。

実際の取組内容

            〈講師からSDGsについて学んでいる様子〉

 長崎大学教育学部附属小学校の総合的な学習の時間は「体夢(たいむ)」と呼ばれています。自分が抱いた思いや願いを、自分の頭や体全体を使って実現していく時間であるという意味から「体夢(たいむ)」と名付けられました。

 各学年で取り組みたいテーマを出し合い、どのように取り組んでいくかを年度当初に話し合います。自分たちで学習を計画し、実行していくところに大きな特色があります。現在は、長崎市の伝統野菜の栽培や外海地区の「シバヤギ」の飼育を行っています。いずれも絶滅の危機に瀕しており、ふるさとの貴重な財産を未来に残していくための周知・広報活動に力を入れています。

 また、長崎県の課題である人口減少、若者の県外流出にも関心を寄せ、観光や定住人口の増加に向けて、長崎の魅力発信、ふるさと自慢弁当の開発、被爆地長崎からの平和発信など、長崎の過去と今と未来をつなぐプロジェクトを進めています。

 メッセージ

               〈長崎市の伝統野菜の収穫〉               

 自分が大切に思うもの、仲間が大事にしていること、それらがこれからもずっと続いていくためには、たった一人が努力するだけでは足りません。同じ目標に向かって、試行錯誤を繰り返し、協働しながら自分たちの答えを見いだしていくことが必要です。SDGsをその道しるべとして、活用していきましょう。

 ぜひ、自分の魅力を未来の社会に役立ててほしいです。

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